食品法令とは?

食品法令とは?

  食品法令は環境から製造過程、食品安全に係るものをすべて含んでおります。かなり広範囲なため、ここでは食品表示を中心とする法令を基本に進めます。食品表示に関する法令で主なものは、「食品表示法」、「景品表示法」、「計量法」、「トレーサビリティー法(牛肉、米・米加工品)」、「酒税法」、「PL法(製造物責任法)」の食品表示6法があげられます。また、実務上必要な表示周辺法令には「有効資源利用促進法」をはじめ、「商標法」、「医機法(医薬品医療機器等法)」「コーデックス規格」等があります。
  その中心にある「食品表示法」は旧の食品衛生法、JAS法、健康増進法の表示部分を一元化したものです。平成27年4月に施行され平成32年(2020年)には完全施行される新ルールです。振り返れば平成元年から始まったすべての食品添加物の表示が、平成13年からのアレルギー表示の施行を経て、ここに念願がかない、はじめての食品表示に関する統一法の礎が築かれたのです。ここまで、30年の期間が費やされ、やっと構築された法体系でもあります。
  近年の食品表示の法令の経緯を下記に示します。消費者庁を中心に、原料原産地表示の見直しに伴う食品表示基準の改正、遺伝子組換え表示の見直し、添加物と検討されていきます。

 

食品表示の変遷

表示年表はこちら (PDF)

資格

  • 上級食品表示管理士
  • 衛生管理者(国家資格)